ダイニングキッチンを中心とした、回遊型の間取りが暮らしやすい

家づくりを検討する際「新築住宅にありがちな化学的なニオイは具合が悪くなるので、無垢材などの自然素材を使った家が絶対条件でした」とSさん。加えて、子どもが独立した後の夫婦ふたり暮らしのことを考え、ミニマルに生活できる平屋を希望した。完成したのはダイニングキッチンを中心に、くつろぎやすい小上がりの畳コーナーをリビングにした住まい。室内は梁を見せて天井を一部高くすることで、開放感を演出。ダイニングの上にトップライトを設け、昼間は自然光が降り注いで明るい。また、フローリングから天井の仕上げ材までふんだんに木を使っており、自然素材ならではのぬくもりに包まれた心地よい空間になった。「外出から戻った時に空気の違いを感じて、とても快適です。冬は暖かく夏はカラッとして涼しいので、冷暖房も最小限の稼働で済んでいます」。キッチンを中心に家中をぐるりと回れる回遊性のある動線も便利。家事をしながらまだ小さな子どもの様子を見守れるので安心とのこと。