一級建築士・塩谷の「みのりコラム」

2019.03.15
2020年小規模住宅の省エネ基準・適合義務化がなくなったことへ思うこと!

2019.3.15(金)ブログを転記します!




  本日午後は、国交省・経産省・環境省 3省による、

ZEH(ゼッチ)などについての合同説明会に、

参加して来ました!


 ZEHの今後の普及促進への政策動向や

補助金などについての説明が主な内容です。


ZEHの推進は、3省合同なので 

去年も 太陽光発電の売電手続きなど

滞り、なかなかスムーズにいきません!


よく言う、縦割り行政。


 私個人としては、国交省が

もっとイニシアティブを、

発揮してもらえればと思うのですが・・・・


ZEH以外にも、2020年に予定されていた

小規模住宅における『省エネ基準の義務化』の話しが去年末なくなり、

単に説明義務にとどまる!という国交省の判断。

(基準に適合させなくてもOK!)


(私見ですが、省エネ基準義務化の普及をクリアした

その先に、太陽光発電・蓄電池・電気自動車などを活用し、

   レジリエンスを持った本当のZEH普及があると思いますが・・・・)



えぇ~?!


高気密・高断熱の省エネ住宅に取り組んできた

日本全国の住宅会社は、もうビックリ!


高気密・高断熱の家をつくり、

住宅の断熱性能・省エネ性能を

1棟ごとに建主さんに提示することは

建主さんにとっても、住宅会社にとっても

省エネ社会を実現したい日本にとっても大事なこと!


第一歩だったのに。



 なぜ?って思っていた内容について

本日 説明がありました!


 理由は、建主さんが省エネ性能の大事さを理解していないため

先に性能を義務化をするよりも、

お宅の家は、”省エネ基準を満たしていますよ!”

”満たしていないですよ!”と、いう説明がなされれば

自ずと、建主さんが 

”いや!それなら省エネ基準を満たすようにしてください!”というように、なるだろう!


建主さんの省エネへの意識が変わる!まで、待とう。

(いや、必然的にそうなります!)ということらしいです。


 説明を聞けてスッキリした反面、

義務化がどうこういうよりも、

それぞれの住宅会社が責任をもって

建主さんに『いい家!』を

しっかり供給出来るか?が大事なんだと、

改めて思いました。



まぁ、当然ですね!



役所が義務化しないから駄目だ!とかではなく、

自社でより高い基準で家づくりをする、

『自主性』と『創造性』を自らに課す。


それが、モノづくりの楽しみだった!と、

今日の説明会に参加して

改めて気付かせて頂きました。(^^;


 そう言う意味で、

今日の説明会はとっても有意義でした!(^-^)




宮城県・仙台市内で自然素材・無垢材を用いて

高断熱・高気密・高耐震性の省エネ住宅を

1級建築士と2人3脚でつくる、オンリーワンの家づくり!

『株式会社みのり建築舎』・『アトリエみのり1級建築士事務所』

info@minori-kenchiku.

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